脳にやさしい生活習慣

~ 認知症予防ミニ講座 ~

(文:児玉 由美

私たちは今、人生100年時代を迎えています。
年齢を重ねると、体だけでなく「頭のはたらき」も気になることがあります。けれど、脳はとても柔軟です。毎日の暮らし方を少し意識するだけで、いきいきとした状態を保つことができます。特別なことをする必要はありません。日常の中の小さな工夫で十分です。体だけでなく、脳も大切にしながら、健康的な毎日を続けていきましょう。
ここでは、今日から無理なく続けられる「脳にやさしい生活習慣」をご紹介します。

① 記憶を振り返ってみましょう

脳は、少し考えたり、思い出したりすることで元気になります。
たとえば、
・冷蔵庫の中に何が入っていたか思い出す
・昨夜の夕ごはんの内容を振り返る
・新聞やチラシの「間違い探し」をする
こうしたことは、「記憶」「観察」「判断」など、いくつもの脳のはたらきを使います。
地域サロンでの会話や遊びも、自然に頭を使うよい機会になります。

「記憶を振り返ってみましょう」のイメージ画像
② 体を動かすことは、心・頭・体の三方よし

激しい運動をする必要はありません。歩く、体操をする、体を伸ばすなど、軽い動きで十分です。左右の手をずらして「グー・チョキ・パー」を出すような動きも、短い時間ででき、頭の体操になります。散歩もおすすめです。外の空気に触れ、景色を眺めながら歩くと、気分転換にもなります。少し歩く距離を増やすだけでも、よい習慣になります。

③ 人と話すことは、脳を元気にします

人と話すとき、脳はたくさんはたらいています。相手の話を聞き、自分の考えをまとめ、言葉にする。この流れが、脳の元気につながります。
笑うことや、ほめ合うことも大切です。よい刺激となり、気持ちも明るくなります。
長い会話でなくてもかまいません。「こんにちは」「今日はいい天気ですね」そんな一言から、人との関わりを大切にしましょう。

「人と話すことは、脳を元気にします」のイメージ画像

④ 今日、食べたものが明日の体をつくります

毎日の食事は、脳にとっても大切な栄養です。主食・主菜・副菜をそろえ、よく噛んで食べることを意識しましょう。噛むことで、脳への刺激が伝わりやすくなります。
また、楽しい気持ちで食事をすることも大切です。誰かと一緒のお茶の時間や食事は、心と頭の元気につながります。


⑤ しっかり眠って、脳を休ませましょう

眠っている間、脳は一日の出来事を整理し、休んでいます。よく眠れた日は、頭がすっきりしますね。睡眠時間は、個人差はありますが、毎日7~8時間がよいと言われています。
寝る1~2時間前は、スマートフォンやテレビを控えましょう。朝はカーテンを開け、太陽の光を浴びることも大切です。
毎日同じような時間に寝起きするなど、自分に合ったリズムを見つけましょう。

⑥ そのほか、気軽にできること

・反対の足から靴をはいてみる
・スマートフォンの待ち受け画面を変える
・カバンをリュックに変えてみる
・お化粧や服装を少し変えてみる
・行ったことのないお店に入ってみる


どれも、日常の中で気軽にできます。一番大切なのは、無理をしないことです。
「これならできそう」と思うことを一つ選び、続けていきましょう。
地域サロンへの参加は、人と集い、話し、笑い、体を動かせる心強い場所です。
今日できたことを大切にしながら、運動習慣、人との関わりを持つ、食生活、良質な睡眠などに少し気を配って、元気な毎日を過ごしていきましょう。

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