全盲の僕に見えること~地域移行しています~(第2回)
(文・写真撮影:筒井 安彦)
「防災士」を取りたい
皆さんこんにちは。iPadライフクリエーターの筒井安彦です。今月は防災と私の関わりを書きたいと思います。
初めて、防災を意識したのは、学校であった防災訓練でした。といっても、子供の時のことですから、意味も、わかりません。それでも「机の下に隠れる」、「外へ逃げる」ということくらいは理解していました。時は流れ、専門学生の頃に起きたのは雲仙・普賢岳の災害でした。その時は寄宿舎生へ、募金を呼びかけ、寄付したものでした。そのご学校の「ボランティア部に入りさまざまなボラ活をしながら災害報道もみてきました。社会人になってボランティア活動は限定的になりつつも、募金をすることで、災害報道を見ながら、の日々が続きました。東日本大震災後の地元のイベントにて、「災害ボランティア」の存在を知り、少しずつ活動してきました。その中で考えたことは「自分たちが災害弱者にならないためにはどうすべき?」でした。
そんな中、「防災士」という存在を知り、私もその資格を取りたいと思うようになりました。
この資格を取ることで、私が世の中に対して、どのような形で、「防災・減災」を進めることができるかも考えることができるのではと思っています。今は自宅のガラスに飛散防止フィルムを貼ったり、ヘルメットを常に持ち歩くということを、実践しているほか、年に1度は防災セミナーに参加し、知識を更新している私です。


視覚障害者が防災を考える
視覚障害者が防災を考える時、さまざまなことが、問題となりますが、基本的には、一人一人がじっくりと考えて、行動し、周囲の人とも相談することが重要となってきます。災害発生時に誰といるかによっても対応も変わりますし、ガイドヘルパーさんは避難所までの誘導はしてくださいますが、避難所での生活を一緒にすることはできませんので、その部分も考えておく必要があります。防災は、幅が広く、その時々によっても対応が分かれます。それでも適切でより早く確実に命を守ることは難しいものです。
今私は災害ボランティアからも距離を置いて、一人で活動していますが、そうした部分にも、「限界」があります。できれば自治会で持って、障がい者・高齢者の防災を考えたいものです。そして、視覚障害者として、地域住民として、防災を語りながら、減災の取り組みも、すすめていきたいと考えています。最近は、「慈善防災」という言葉も聞かれ始めていますので、そうしたことも踏まえた取り組みも積極的に進めていこうかと思う私です。今後も防災について書いていきます。
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【編集部より】
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