全盲の僕に見えること~地域移行しています~(第4回)
(文・写真撮影:筒井 安彦)
こんにちは。iPadライフクリエーターの筒井安彦です。 今回は先月30日(※)の私の行動を中心に書いてみたいと思います。 (※午前8時25分頃にカムチャツカ半島付近を震源地とする地震がありました。)
2025年7月30日、いつものように外出の支度をしていると、スマホがいつもと違う音を私の部屋に響かせました。 そうです「津波注意報」を知らせる通知オンでした。 この日私は午前中に同行援護、午後に別の用事を入れていたので朝から準備をしていました。
同行援護とは?
「視覚障害者の外出時に移動支援・代読や代筆・コミュニケーション支援・情報提供」を専門におこなうサービスです。 これにより、外出時の状況が把握でき目的を果たすことができます。 一般的に健常者が視覚障害者に対して、今いる場所の状況を説明すると言うことは非常に難しいものです。 それを専門的な資格を有して、仕事とし、私たちへサポートしてくださるのですからものすごくエネルギーがいることです。利用者として、ヘルパーさんとは毎週さまざまな会話をしながら外出しています。
午前9時半前にヘルパーさんが到着し、どこへいこうかと話をしていると、今度はラジオとスマホが一斉に騒ぎ出したのです。 「津波警報・注意報発令」でした。
さて、皆さんはこんな状況に陥った時どのような判断をしますか?
私はこの時とりあえず状況把握を優先するとともに、ヘルパーさんに事業所とのやりとりをしていただきながら、午前11時前まで自宅待機状態にしました。 事業所でもどうすべきかの判断は利用者に委ねられていると言うことなので、この状態になりました。
そのため視覚障害者の中には「大したことないから外出しちゃいましょう」と言う人もいると思います。 でも防災を日々勉強している私としては冷静に判断する必要があると考えました。 たとえ津波注意報だと言うことであっても侮ることなかれです。 そうこうしているうちに自宅近所の買い物であれば行けるという判断がついたので11時前に出発し、スーパーやドラックストアを回って買い物をして12時あたりに帰ってきました。 この日の外出はこれで終わりにして同行援護もここで終了したので12時過ぎにヘルパーさんは帰りました。


そのあとは自宅内でただひたすら、情報収集でした。 揺れを伴わない津波ということでどの程度のものが来るかわからないという恐怖は恐ろしいものがあります。 いざという時は電池で聴けるラジオをはじめとする情報入手ツールを有効活用し、頭の中で「シュミレーション」することで、自分なりの基準ができると私は考えています。
今回もそのような考えに沿って行動できたことは、新たな基準の一歩となりそうです。 今後私はヘルパー事業所と話をしながらいざという時の対応マニュアルを作成する予定です。
ということで今回は先月30日の防災行動について書いてみました。 また来月お目にかかりましょう。
次回もお楽しみに!
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【編集部より】
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