第12回 つながりを実感できる金曜「ボッチャクラブ港」(港区港楽)
7月11日、港区在宅サービスセンター3Fで行われている「ボッチャクラブ港」を取材しました。曇り空とはいえ、息苦しくなるほどの熱気が地面から立ち上る季節です。適度に冷房が効いている建物の中に入ると、爽やかな笑い声と和やかな雰囲気が、流れ出る汗を止めてくれるようでした。


「束縛されない自由」が魅力
この日、参加者は20名。男性3名、女性17名という構成です。参加の動機はさまざまで、「”はつらつ”の抽選に外れたので代わりに来た」「チラシを見て気になって」「知人に紹介されて」など、偶然のようでいて、どこか必然を感じさせる声が並びます。9ヶ月前からという方もいれば、今日が初参加という方も。「体力に自信がなくてもできそう」「歩いて行ける範囲で参加したい」と、自分のペースで参加できるので、ストレス解消や健康維持にもつながっているそうです。
「ルールは楽しくやること。それだけ」。代表の清水さんは、そう言って笑います。運営スタッフ数名で役割を分担し、毎回参加者の体温測定と名札の着用を欠かしません。名札には名前を書き、お互いを名前で呼び合うことで自然と笑顔が生まれ、安心感が育まれています。このちょっとした仕組みが「会話のきっかけ」を生んでいるとか。


ここで会話が弾むのはもちろん、帰りにいっしょにご飯を食べたり、いろいろな情報収集ができることも、名前を呼び合う間柄だからこそです。「いずれ自分でもサロンを運営したいと思い、勉強のために参加しています」という方もいました。このサロンが、次の活動に広がっていく、広げていく場であることが伝わってきます。
ボッチャの競技性と楽しさが絶妙
ボッチャは競技ですから、点数による勝ち負けがあります。「他のところでも参加していて”ボッチャ漬け”だわ」と、ボッチャの勝負を純粋に楽しむ方もいれば、「何回やっても上手にならないけどね」「思い通りにならないのが面白い」という方もいます。著者も1ゲーム挑戦したところ、ボーリングのようでありお手玉のようであり、中々狙い通りにはいきません。あれこれ考え、頭の体操になることは充分に理解しました。
このサロンの雰囲気には「誰でも受け入れてくれる」優しさがありますが、それだけではありません。著者が取材時に自己紹介を省略していたことで「取材許可は取っているの?」と確認が入った場面もありました。知らない人が集まる場所だからこそ、適度な警戒心を持つことも大切。こうした参加者の意識が、結果的に安心できる環境づくりにつながっていると感じました。
サロン概要
| 名称 | ボッチャクラブ港 |
| 所在地 | 名古屋市港区港楽2丁目6−3(港区在宅サービスセンター3F) |
| 開催日時 | 基本的に月曜・金曜 9:45〜12:00(月5回ほど) |
| 利用者負担 | 無料 |
| 運営 | ボッチャクラブ港 |
| 申込・連絡先 | 052-651-0305(名古屋市港区社会福祉協議会) |
| 参加方法 | 電話にてお問い合わせください |

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